和歌山シーカヤックブログ
2013.01.25
2013.1.25日本セーフティカヌーイング協会のご案内

弊社が加盟している団体で、全国に公認校があり、的確なカヌーのアドバイスを受けることができます。会長の挨拶が発表されましたので掲載いたします。
JSCA日本セーフティカヌーイング協会のスタートは1988年。おかげさまで、
今年で25周年を迎えることができました。協会の活動目的は、我が国の
安全なパドルスポーツの普及です。現在、北海道から南西諸島まで27校
の公認スクールと約140名の指導者がこの活動にあたりJSCA活動の主役
は全国の公認スクールが担っています。
協会本部の活動は毎年、指導者養成事業を開催し、河川、海洋フィー
ルドで指導できるインストラクターを養成しています。また、インストラクター
用の賠償責任保険や顧問弁護士を有し、パドルスポーツの事業活動を
行う会員をバックアップしています。
さて、カヌーは老若男女、全ての人が、心から楽しめる不思議な乗り物
です。この小さな舟を自分の力と判断力で操れば、非日常の空間を旅す
ることができます。しかし、このカヌーという小舟、自分の力で漕ぎ続けな
ければ水の上を漂流するだけです。向かい風では我慢に我慢を重ねて
漕ぎ続けるしかありません。横風を受ければ、風上へカヌーが向かい思
うように進みません。追い風、追い波では、はじめは力を入れず、すいす
い進みますが、風波ともに強まれば、波に翻弄され、すぐ横転です。なん
だか、人の生き様を表しているようです。人生が船を操ることに例えられ
るのを、身をもって体験できる。これもカヌーの面白さかもしれません。
現在、カヌーを含めたパドルスポーツは、レクリエーションや競技、また
自然体験活動のアクティビティとして、観光地や教育施設等、様々な場所
で、誰もが気軽に体験できるようになりました。その普及要因の一つに新
しいタイプのカヌーが世界中で使用され始めたことがあげられます。
沈(ひっくり返る)してもカヌーから排水する必要がなく、再上艇できる「シッ
トオントップ」と呼ばれるモデルがそれです。このタイプのカヌーは確かに、
誰もが気軽に海や川で遊ぶことを可能にしています。しかし、その手軽さ
から天候や技量を顧みない安易な出艇が原因で事故も発生しています。
私たちは、この魅力的なアクティビティ カヌーをさらに普及させるためには、
安全を常に優先したカリキュラムを有する指導者の育成こそが、喫緊の課
題であると考えています。
CNAC会員の皆様、楽しく安全なカヌースポーツについて、全国のJSCA公
認スクールが、皆様のご要望にお答えいたします。ぜひ、お気軽に、私た
ちJSCA日本セーフティカヌーイング協会へお問い合わせください。お待ちし
ております。
日本セーフティカヌーイング協会
会長 西胤 正弘