すはらシーサイドハウス宿泊と健康
①海の水はなぜ身体に良いのか?
海水浴に行くと病気になりにくい、潮風にあたると健康にいいという話を先人から聞いたことがあると思います。それは、海が健康にいいことを、人類は昔から知っていました。
古くは紀元前のギリシャ時代に、海水を飲んだり入浴をすることにより病気を治療した記録があります。 その後、科学的に海水の効用が明らかにされるのは18世紀以降です。フランス人のカントンが海水とヒトの血液の成分が近いことを明らかにし、海水を用いた治療の科学的根拠となりました。
それはタラソテラピーと呼ばれ、タラソはギリシャ語で海、テラピーは療法の意味ですが、タラソテラピーはぜんそく、気管支炎、動脈硬化、アトピー性皮膚炎、リュウマチなどに効果があるといわれています。 しかしいくら良いからといえ、寒い時期に海水浴をするわけにいきませんので、浜辺で潮風にあたったりヨガをしたり、サイクリングを楽しんだりと、潮風をたっぷり浴びて海からの「気管支に免疫を」を頂きましょう。
先日も小学生の男の子の手足のアトピーに直接海水を塗るために、ペットボトルに海水を入れて持って帰った海水浴の家族がいました。著者は医者ではないのでいい加減なことは言えませんが、自身も腰痛が和らいだり風邪をひかなくなりました。
➁深層水は優れている
深層水とは水深200mより深い所にある海水の総称で、正式には海洋深層水と呼び、海洋深層水から塩分を取り除きミネラル分を濃縮した上で、陸水に添加し商品化したものです。
この深さまで来ると有機物は分解が進みほとんどありません。深層水は生物の体の基になる「無機栄養塩」を豊富に含んでいます。海洋深層水には、以下の効果あるようですが、まだはっきりとは解明されていません。
- アトピー性皮膚炎の症状の改善
- 総コレステロール、LDL、中性脂肪の低下
- 便通改善
- 貧血改善
- 血流改善
③海水、潮風以外に太陽は「ビタミンD」を体内で造ってくれる
先ずお断りをしますが、長時間紫外線を浴び過ぎると良くない事を前提に、30分位の目安で日光浴を取入れましょう。参考までに東京慈恵会医科大学のホームページを閲覧して頂きたい。
年齢を重ねると人間としての円熟味は増してきますが、加齢と共に骨と筋肉が弱くなって来ます。ビタミンDそれだけでは克服できませんが、一助になります。ビタミンDを含んだ食べ物と共にたっぷりと太陽を浴びましょう。
皆様のご健康に役立てれば幸いです。 青木 勇